ノラが8回途中1失点の好投で10勝目 フィリーズ接戦制す

【ナショナルズ3-4フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

フィリーズのエースに成長したアーロン・ノラが8回途中1失点の好投でリーグトップに並ぶ10勝目をマークした。ノラは2回表にペドロ・セベリーノのタイムリー二塁打で先制を許したものの、味方打線が逆転に成功。6回表無死一、二塁のピンチはサードフライ、ライトライナー、空振り三振で切り抜け、8回表二死一塁からフアン・ソトに四球を与えて降板するまで、114球を投げてナショナルズ打線を1点に抑える好投を見せた。フィリーズは1点リードの7回裏にリーズ・ホスキンスの13号2ランで2点を追加。最終回に救援陣が2点を失い、1点差に追い上げられたものの、なんとか1点差で逃げ切り、ナショナルズ4連戦の初戦を制した。

開幕から安定したパフォーマンスを続けるノラは、早くも2年連続となる2ケタ勝利に到達。フィリーズの投手が7月を迎える前に10勝をマークするのは2012年のコール・ハメルズ以来6年ぶりのこととなった。ブライス・ハーパーとは4度対戦し、6回裏の第3打席ではレフト前ヒットを打たれたものの、その他の3打席はいずれも三振。第1打席はカーブで空振り三振、第2打席は速球で見逃し三振、第4打席は速球で空振り三振に仕留めてみせた。ノラはハーパーとの対戦について「楽しいよ。彼のような打者と対戦すると、自分のピッチングについていろいろなことを学べるからね」とコメント。フィリーズのゲーブ・キャプラー監督も「あのようなマッチアップを見るのは一人の野球ファンとしてとても楽しいよ。いろいろな駆け引きがあるからね」と語っており、両者の対戦を楽しんでいる様子だった。

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