アルカンタラがメジャー初勝利 マーリンズ2桁安打で強力援護

【メッツ2-8マーリンズ】@マーリンズ・パーク

現在3連敗中のマーリンズはカードが変わり、メッツ3連戦の初戦を迎えた。この日、マーリンズの先発は今季初登板のサンディ・アルカンタラで移籍後初のメジャーデビューを果たした。球団内有望株ランキング2位の22歳右腕は90マイル中盤のフォーシームを武器に5回3安打1失点の好投で念願のメジャー初勝利を挙げた。

アルカンタラは昨年、カージナルスで8試合に登板するも勝ち星を挙げることはなかった。今季は3Aで先発として14試合に登板し5勝3敗 防御率3.71の成績で移籍後初昇格となり、先発のマウンドに立つことになった。注目の初回は先頭のブランドン・ニモを四球で歩かせるも後続にはヒットを許さず無失点のスタートとなった。序盤は相手打線を無得点に抑えていたが、4回に2死一塁からデビン・メゾラコにツーベースを浴びると味方の失策も重なり1点を失った。それでもその後は立ち直り、5回まで投げ切って勝利投手の権利を得て降板した。

アルカンタラを援護したいマーリンズは3回、先頭のルイス・ブリンソンがソロ弾を放って先制するとその後もチャンスを広げてJTリドルにも一発が飛び出すなど一挙6得点を挙げた。後半もキャメロン・メイビンのタイムリーなどで2点を追加したチームは1度も相手にリードを許すことなく逃げ切って勝利した。先発したアルカンタラはメジャー初勝利、打線は11安打8得点と機能した。一方で敗れたメッツは8回に併殺の間に1点を返すも3回の大量失点が尾を引き、連敗となった。

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