移籍後初登板のハメルズが好投 カブス再び単独首位に

【カブス9-2パイレーツ】@PNCパーク

後日指名選手を含む3選手とのトレードでカブスに加入したコール・ハメルズが、移籍後初登板となるマウンドで5回95球を投げて被安打3、奪三振9、与四球2、失点1(自責点0)という好投を披露。打席では2年ぶりのヒットも放ち、華々しい新天地デビューとなった。カブスは1回表にパイレーツ先発のニック・キングハムを攻めていきなり4点を先制し、2回表には2つの押し出し四球で2点を追加。6回表には内野ゴロの間に1点を加え、8回表にはウィルソン・コントレラスが9号2ランでダメ押しした。好投したハメルズは新天地での初登板を白星で飾り、今季6勝目(9敗)をマーク。ブリュワーズが敗れたため、カブスは再び単独地区首位となった。

ハメルズは「新しいチームのために勝ちたいと思っていたんだ。カブスはシーズンを通して素晴らしい野球をしているし、早くその一員になりたいからね」と語り、新天地での初勝利を喜んだ。「早い段階で点を取ってくれたから、楽に投げることができたよ」とハメルズが語ったように、カブスは2回までに6得点。ハメルズは初回にエラー絡みで1点を失ったものの、その後は危なげのないピッチングで5イニングを投げ抜いた。なお、移籍後の初登板で自責点0かつ9個以上の三振を奪い、さらにヒットを放った投手は1972年のノーラン・ライアン(エンゼルス)、2004年のロジャー・クレメンス(アストロズ)、2009年のジョン・スモルツ(カージナルス)に次いでハメルズが史上4人目だった。

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