アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのスーパースター2人がワールドカップ・ベスト16で姿を消すことになった。アルゼンチンはフランス、ポルトガルはウルグアイに敗れてしまい、2人にとって最後のワールドカップではないかと言われていた今大会は早々に終わってしまった。
これで面白くなってきたのがバロンドール争いだろう。バロンドールはここ10年にわたってメッシとロナウドが支配してきていたが、ワールドカップのタイトルはバロンドール争いを大きく左右するものとなるだろう。
スペイン『MARCA』も2人の早期敗退によってバロンドール争いがオープンなものになってきたとの見方を示している。ロナウドは今季レアル・マドリードでチャンピオンズリーグを獲得し、メッシもリーグタイトルは獲得している。しかしワールドカップのタイトルが持つ影響力は大きい。
同メディアはフランス代表FWキリアム・ムバッペ、ブラジル代表FWネイマール、クロアチア代表MFルカ・モドリッチ、イングランド代表FWハリー・ケインらが面白い候補者となるのではないかと見ている。タイトルに近いのはフランスとブラジルの方で、ムバッペとネイマールならば可能性はある。
ロナウドはスペイン相手のハットトリックでワールドカップをスタートさせ、ロシア大会はロナウドのものになるのではないかとの意見もあった。それだけに早すぎる敗退は残念だが、ロナウドとメッシに代わって世界をリードする新たな支配者が今大会で現れるか。