モートンとスネルの10勝対決はレイズ・スネルに軍配

【アストロズ2-3レイズ】@トロピカーナ・フィールド

チャーリー・モートン(アストロズ)とブレイク・スネル(レイズ)による「10勝投手対決」は、両投手の好投によりロースコアの接戦となった。アストロズは両軍無得点の7回表にエバン・ギャティスの16号ソロで先制したが、レイズは直後の7回裏にマット・ダフィーの2点タイムリーで逆転に成功。8回裏にはマレックス・スミスに1号ソロが飛び出し、アストロズは9回表にギャティスが2打席連続の17号ソロを放ったものの、あと一歩届かなかった。スネルは8回途中まで100球を投げ、被安打4、奪三振10、与四球1、失点1の好投で11勝目(4敗)をマーク。モートンは7回途中11奪三振2失点と好投したが、打線の援護に恵まれず2敗目(10勝)を喫した。

11勝目をマークしたスネルは「今日はチェンジアップが良かった。試合の後半はカーブも良くなったから、速球を待っていた相手打線を惑わせることができたと思う」と自身のピッチングを振り返った。アストロズのA.J.ヒンチ監督もスネルの好投を認めており、「(自軍の打線にとって)いやらしいピッチングだった」と評価。「90マイル台中盤~後半の速球に威力のあるカーブと優れたチェンジアップを交えてくる。彼はリーグ内のあらゆるチームを苦しめているし、若くて優秀な投手だよ」と賛辞は止まらなかった。レイズはアストロズとの4連戦を3勝1敗で勝ち越し。ヤンキース、ナショナルズ、アストロズと戦ったホームでの9試合を8勝1敗という望外の好成績で終えた。

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