リンドーアが2本塁打7打点の活躍 インディアンス快勝

【インディアンス9-3ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

エースのコリー・クルーバーが初回に2失点を喫するなど6回3失点と今一つのピッチングに終始したインディアンスだったが、リードオフマンのフランシスコ・リンドーアが4回表に22号勝ち越しグランドスラム、6回表に23号3ランを放ち、1試合7打点の大暴れでチームを9対3の快勝に導いた。ロイヤルズは初回にウィット・メリーフィールドの5号先頭打者アーチとサルバドール・ペレスのタイムリーで幸先よく2点を先制したものの、先発のジェイコブ・ジュニスが踏ん張れず、3回表に2本の犠牲フライで同点に。その後はリンドーアの2本塁打により、あっという間にインディアンスがリードを広げた。打線の援護に恵まれたクルーバーは12勝目(4敗)をマーク。一方、6回途中9失点(自責点8)と炎上したジュニスは7先発連続の黒星で今季10敗目(5勝)を喫した。

インディアンスの監督として通算500勝目をマークしたテリー・フランコーナ監督は「1本目は打者有利のカウントで甘い球をしっかり捉えた。2本目はファウルで粘ったあとに打てる球を打ち返した。見事なバッティングだったね」とリンドーアの2本塁打を称えた。リンドーアは「ホームランは大好きだよ。ボールがフェンスを越えていくのを見るのはとても楽しいからね」と話しつつも、「ホームランを狙っているわけではない。僕の仕事は塁に出て得点することだから」と冷静に自分の役割を認識。とはいえ、今季はここまで23本塁打、OPS.954をマークしており、残している成績はまさにスラッガーのそれである。このままのペースでいけば昨季の33本塁打を上回るのはほぼ確実。24歳、身長180センチの遊撃手がどこまで数字を伸ばすのか非常に楽しみだ。

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