ドジャース打線が大爆発 ケンプは5安打4打点の大暴れ

【パイレーツ1-17ドジャース】@ドジャー・スタジアム

まだオールスター・ブレイクすら迎えていないこの時期に「M-V-P!」のチャントが球場に響き渡るのは少し気が早い気もするが、今季ドジャースに復帰して全盛期の輝きを取り戻したマット・ケンプが「M-V-P!」のチャントに相応しい見事なパフォーマンスを見せ、21安打17得点と大爆発した打線を牽引した。前日のロッキーズ戦で4打数3安打4打点(一ゴ①、左2①、左安①、中本①)の活躍を見せたケンプは、この試合でも初回の第1打席でレフトへのヒット、3回裏の第2打席でレフトへの二塁打、4回裏の第3打席でセンターへのタイムリー、5回裏の第4打席でライトへのヒット、6回裏の第5打席で左中間への15号3ランを放ち、5打数5安打4打点の大暴れ。7回表の守備でベンチに退いたものの、前日から8打数連続安打という圧巻のパフォーマンスで打率は.323、OPSは.925へと急上昇した。

初回にドジャースがコディ・ベリンジャーのタイムリーなどで2点を先制し、直後の2回表にパイレーツがエリアス・ディアスの7号ソロで1点を返した時点では、この試合が17対1というワンサイドゲームになることを予想した者はいなかっただろう。ドジャース打線はパイレーツ投手陣に襲い掛かり、1点リードで迎えた3回裏にベリンジャーの17号ソロなどで2点を追加。4回裏はジョク・ピーダーソンの12号ソロ、マックス・マンシーの18号ソロ、ケンプのタイムリーなどで一挙6得点のビッグイニングとなり、5回裏にヤシエル・プイーグのタイムリーなどで3点、6回裏にケンプの15号3ランなどで4点を追加してドジャースのリードは16点に広がった。21安打と17得点はともに今季最多。大勝を収めたドジャースは地区2位で並んでいたジャイアンツが敗れたため、単独地区2位となり、同じく敗れた地区首位のダイヤモンドバックスとのゲーム差を1.5に縮めている。

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