ゴームスの10号逆転満塁弾でインディアンスが逆転勝利

【インディアンス6-4ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

デビュー戦以来の苦しいピッチングとなった新人右腕を女房役がひと振りで救ってみせた。インディアンスは初回にホゼ・ラミレスのタイムリーなどで2点を先制したものの、先発のシェーン・ビーバーがルーカス・デューダに6号2ランを浴びるなど2回までに4点を失い、2点を追う展開に。打線はロイヤルズ先発のダニー・ダフィーの前にチャンスすら作れずにいたが、6回表に2つの四死球とヨンダー・アロンゾのヒットで無死満塁のチャンスを作ると、ビーバーを懸命にリードしてきたヤン・ゴームスが高めに浮いたチェンジアップを叩き、レフトスタンドへ飛び込む10号逆転グランドスラムで試合をひっくり返した。女房役の一発に救われたビーバーはデビュー以来無傷の4勝目をマーク。ダフィーはゴームスの一発に沈み、8敗目(4勝)を喫した。

ゴームスは「ボールを強く打ち上げることができたよ」と自身の一打を振り返った。「僕たちはみんな、ダフィーが素晴らしい投手だということを知っている。彼が一度リズムに乗ってしまうと、攻略するのは難しいんだ」とダフィーを評したゴームスだが、その難敵からの一発でチームを勝利に導いた。テリー・フランコーナ監督はビーバーのピッチングについて「序盤は苦労していたけど、回を追うにつれて良くなっていったね」とコメント。6回4失点という結果はともかく、試合中にピッチングを立て直した修正力を評価した。なお、今季17セーブ目をマークしたコディ・アレンは通算139セーブとなり、ボブ・ウィックマンの球団最多セーブ記録に並んでいる。

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