レイズが延長16回に5得点 新人・バウアーズ決勝打

【レイズ9-6マーリンズ(延長16回)】@マーリンズ・パーク

レイズが2回表までに4点を先行した一戦は、マーリンズが2回裏と5回裏にそれぞれ2点を返し、4対4の同点で延長戦に突入。6回から15回まで10イニング連続で両軍とも無得点が続いたが、16回表にジェイク・バウアーズの2点タイムリー二塁打、ビダル・ヌーニョのタイムリー、ダニエル・ロバートソンの2点タイムリー二塁打で5点を勝ち越したレイズが、その裏のマーリンズの反撃を2点に抑え、16イニングに及ぶ死闘を制した。両軍とも控え投手が代打や代走で登場し、それぞれ22選手が出場。レイズは5点リードの16回裏に控え捕手のヘスス・スクレをマウンドに送るなど、まさに「総力戦」と呼ぶに相応しい一戦だった。

「我々は良いスタートを切ったけど、その後はあまり良いプレイができなかった。でも、選手たちはなんとか耐えて、最後には勝利を手にしてくれた。いろんなことが起こった試合だったけど、勝てて良かったよ」と語ったのはレイズのケビン・キャッシュ監督。疲労を顔に浮かべながらも、苦難の末に手にした勝利を喜んだ。16回表二死一、二塁のチャンスで打席に入ったバウアーズは、前の2打席で連続三振を喫し、精神的に参っていたという。しかし、真ん中に入ってきたカーブを捉え、ライト線への勝ち越しタイムリー。「しっかりスイングできたのはラッキーだったよ」と謙遜したが、試合の均衡を打ち破る大きな一打となった。一方、敗れたマーリンズは8番手のブレット・グレイブスが4イニング目に捕まり、大量5失点。16回裏の反撃も2点どまりだった。

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