ノラが得意のホームで好投 今季開幕から無傷の8連勝

【オリオールズ1-4フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

リーグを代表する好投手へ成長を遂げたアーロン・ノラ(フィリーズ)が7回103球を投げてオリオールズ打線を7安打1得点に抑える好投を披露。打線は5回裏にオリオールズの一塁手、クリス・デービスの失策により逆転に成功し、7回裏にはニック・ウィリアムスが10号2ランを放ってノラを援護した。ノラは早くも自己最多(昨季の12勝)にあと1と迫る11勝目(2敗)をマーク。特に本拠地のシチズンズバンク・パークでは開幕から素晴らしい投球を続けており、アウェイでの9先発では3勝2敗、防御率3.23であるのに対して、ホームでは同じく9先発で8勝0敗、防御率1.71という好成績を残している。

ノラの好投によりフィリーズは今季47勝37敗となり、最後の地区優勝を果たした2011年以来となる「2ケタ貯金」に到達した。ゲーブ・キャプラー監督は「良いマイルストーンだね。お祝いしてもいいんじゃないかな」とコメント。「これを今後のモチベーションとして活かしていきたいね」と今後の戦いにも目を向けていた。103球で7イニングを投げ抜いたノラは「長いイニングを投げることが自分の仕事だと思っている。最近はリリーフ陣に負担が掛かっていたから、7回を投げ抜きたいと思っていたんだ」と語り、自分の役割を果たせたことに満足げ。リーグ最多タイの11勝目をマークし、一人で貯金9を稼いでいるノラが7年ぶりのポストシーズン進出を目指すフィリーズを牽引している。

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