打者天国で珍しい投手戦 アイアネッタが決勝アーチ

【ジャイアンツ0-1ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

圧倒的打者有利な球場として知られ、「打者天国」と呼ばれることもあるロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドで、球場史上10度目となる1対0の投手戦が展開された。ジャイアンツ先発のアンドリュー・スアレスが7回5安打1失点と好投すれば、ロッキーズ先発のタイラー・アンダーソンは8回2安打無失点と、その上をいく快投を披露。7回裏に飛び出したクリス・アイアネッタの7号ソロが決勝点となり、ロッキーズがジャイアンツ3連戦をスイープした。ロッキーズはこの試合を含め、直近7試合で6勝1敗と好調。今季成績を44勝43敗とし、再び貯金生活に突入した。

ビデオ判定の末、当初の判定が支持され、左翼ポール際へのアイアネッタの一発で7回裏にロッキーズが先制。結果的にこの一発がこの試合唯一の得点となり、ロッキーズが1対0で勝利を収めた。クアーズ・フィールドでの1対0の試合は2010年6月12日(現地時間)のブルージェイズ戦以来8年ぶり10度目。ちなみに、このときはロッキーズが勝利している。また、1対0の1点が本塁打によるものである試合に限定すると、この試合が球場史上4度目。そのうちロッキーズが勝利したのは2008年9月17日(現地時間)のパドレス戦のみだが、その試合以来10年ぶりとなる「クアーズ・フィールドでの、ソロ本塁打による1点のみの1対0の試合」となった。なお、ロッキーズ先発投手陣は日本時間6月27日以降の9試合で防御率1.88をマーク。先発投手陣の安定したピッチングが、好調なロッキーズの戦いを支えている。

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