なぜG・ジェズスとコンパニの接触はPKではなかったのか 英紙の見解は「すでにボールが外へ出ていた」

G・ジェズスの転倒はPKと判定されず photo/Getty Images

6日に行われたロシアワールドカップ準々決勝ベルギー代表VSブラジル代表の一戦では、0-2とブラジルがビハインドを負って迎えた後半にブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスがペナルティエリア内でベルギー代表DFヴァンサン・コンパニと接触して倒れる場面があった。

ビデオ判定(VAR)も駆使して時間をかけて判定されたが、結局PKとは判断されず。ブラジルとしては納得のいかない判定だったかもしれない。コンパニの足がジェズスと接触していたのは確かで、今大会では僅かな接触でもVARによってPKと判定されることがあった。

しかし英『Daily Mirror』は、ジェズスとコンパニが接触する前の時点でボールがすでに外へ出ていたと指摘。ゴールラインを割ったあとの接触だったため、PKとは判定できないとの見方を示している。一瞬のうちに判断するのは難しいかもしれないが、ジェズスはヤン・ヴェルトンゲンの股間を抜いてペナルティエリア内へ侵入。そしてボールを右足アウトサイドで外へ押し出したあとにコンパニと接触した。

このボールを押し出した時点でゴールラインを割っており、PKとは判定されなかった。仮にこれがPKになっていればゲームの行方は大きく変わったはずだが、コンパニとしては助かったか。

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