レッズが9回表7得点で大逆転 ボットーが逆転の3点打

【レッズ7-4インディアンス】@プログレッシブ・フィールド

レッズが最終回にインディアンスのクローザー、コディ・アレンを攻略し、逆転勝利を収めた。2回までに4点を先行したインディアンスは先発のトレバー・バウアーが8回12奪三振無失点の快投を見せ、4点リードの9回表はクローザーのアレンがマウンドへ。しかし、アレンは二死一、二塁からホゼ・ペラザとアダム・デュバルに連続タイムリーを浴びて1点差に迫られ、二死満塁とピンチを広げたところで降板。代わってダン・オテロが急遽マウンドに上がったが、レッズはジョーイ・ボットーがライトへ走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、一気に試合をひっくり返した。スクーター・ジェネットが敬遠されたあとにエウヘニオ・スアレスにもタイムリーが出て、レッズはこの回一挙7得点。9回裏をクローザーのライセル・イグレシアスが抑え、見事な逆転勝利が完結した。

バウアーに手も足も出ず、零封負けまであと1アウトに追い込まれたところからの見事な逆転劇だった。代打のペラザと同じく代打のデュバルが連続タイムリーを放って勢いに乗ったレッズは、主砲・ボットーの3点タイムリー二塁打で大逆転。目下ナ・リーグ打点王のスアレスにもタイムリーが出て、9回表二死から7得点のビッグイニングを作ってみせた。開幕ダッシュに失敗し、ブライアン・プライス監督が更迭されたレッズだが、ジム・リグルマン監督代行の下でチームの立て直しに成功。最大21あった借金は、いつの間にか10に減った。3人のオールスター選手が中軸に並ぶ打線の迫力はリーグでも有数。投手陣の頑張り次第では、今季の残り、そして来季以降のナ・リーグ中部地区の勢力図を一変させるチームとなる可能性もありそうだ。

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