カージナルス打線爆発 マイコラスは2ケタ勝利に到達

【カージナルス14-2ホワイトソックス】@ギャランティード・レート・フィールド

カージナルスは4対2と2点リードで迎えた6回表に打線が爆発。二死満塁から捕逸、四球、暴投、四球、四球(押し出し)で3点を追加し、なおも二死満塁のチャンスでデクスター・ファウラーが左中間スタンドへ6号グランドスラムを叩き込んだ。8回表にはコルテン・ウォンが7号2ラン、9回表にはホゼ・マルティネスがタイムリー二塁打を放ち、トータル16安打の猛攻で今季最多の14得点。不振に苦しんでいたファウラーが2安打4打点、ウォンが4安打2打点と結果を残し、大量援護に守られた先発のマイルズ・マイコラスは6回2失点で米球界復帰1年目にして自身初の2ケタ勝利に到達した。

ファウラーは「打つべきボールをしっかり打ち、結果を残すことができた」と自身の一打を振り返った。トミー・ファムの台頭により今季から右翼へポジションを移したファウラーだが、試合開始前の時点で打率.167、5本塁打、OPS.541という大不振。スタメンを外れる機会も増え、この試合は直近26試合で9度目の先発出場だった。今季は左投手を全く打てず、試合開始前の時点で左投手に対して打率と長打率はともに.075という惨状。しかし、6回表二死満塁の場面で登場した左腕のヘクター・サンティアゴから2ヶ月以上ぶりの本塁打を放ち、チームの勝利を決定付けた。ファウラーは現在、5年8250万ドルの大型契約の真っ最中。首脳陣との不仲も噂されているが、信頼を取り戻すためには結果を残し続けるしかない。

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