アスレチックスがピンダーの一発などでマカラーズJr.をKO

【アスレチックス8-3アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

アスレチックスは初回にクリス・デービスの2点タイムリー二塁打とマット・チャップマンの犠牲フライで3点を先制し、4回表にはチャド・ピンダーの9号3ランで3点を追加。今季10勝を挙げているアストロズ先発のランス・マカラーズJr.を5回途中6失点でノックアウトして8対3で快勝を収め、敵地ミニッツメイド・パークでの4連戦の対戦成績を2勝1敗とした。

アスレチックスは直近23試合で18勝5敗をマーク。これは同期間ではメジャー全体でベストの成績だ。この試合でもア・リーグ西部地区で首位に君臨するアストロズに互角以上の戦いを演じ、4回表終了時点で6点をリード。先発のクリス・バシットが4回裏に2点、5回裏に1点を失って3点差に迫られたものの、6回表にデービスのタイムリー三塁打、9回表にジョシュ・フェグリーのタイムリーで各1点を追加してアストロズを突き放し、6回以降は3投手の継投でアストロズの反撃をシャットアウトした。

アスレチックスのボブ・メルビン監督は「我々は毎日勝てると思いながらプレイしている」とチーム状態に大きな手応えを感じている。昨季のワールドシリーズ王者であるアストロズと対戦していることについては「確かに相手はチャンピオンだし、注意をしなければならないチームだ。でも、選手たちは誰が相手かなんてそれほど気にしていないと思うよ。我々は我々の野球をしっかりやるだけさ」と語り、選手たちへの信頼を示した。

なお、アスレチックスはこの試合でのピンダーの9号3ランを含め、今季ロードで82本塁打。これは次点のカージナルス(ロードで68本塁打)を大きく引き離し、両リーグ断トツの数字となっている。ロードで強さを発揮しているアスレチックスはワイルドカード圏内と6ゲーム差。シーズンはまだ70試合近く残っており、逆転のチャンスは十分にありそうだ。

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