ロッキーズが逆転勝利 Dバックスとの3連戦に勝ち越し

【ダイヤモンドバックス1-5ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

お互い1勝ずつで迎えたダイヤモンドバックス対ロッキーズの3連戦の最終戦は、6回裏に2本のタイムリーと犠牲フライで3点を奪ったロッキーズが逆転勝利を収めた。初回にA.J.ポロックのタイムリーで先制を許したロッキーズだったが、先発のカイル・フリーランドは6回途中まで1失点の力投。そして6回裏一死から四死球で一、二塁のチャンスを作り、代打のヘラルド・パーラが同点タイムリー、同じく代打のライメル・タピアが勝ち越しタイムリー、続くDJレメイヒューが犠牲フライを放って試合をひっくり返した。7回裏にはトレバー・ストーリーの18号ソロとカルロス・ゴンザレスのタイムリーで2点を追加。ダイヤモンドバックスは先発のロビー・レイが好投したものの、リリーフ陣が踏ん張り切れなかった。

試合の流れを変えたのは、名三塁手ノーラン・アレナードの好プレイだ。6回表一死三塁の場面でジョン・ライアン・マーフィーの痛烈な打球がアレナードを襲い、アレナードはこれをグラブに当てて弾いたものの、頭上に跳ね上がったボールを即座に素手で掴んでホームへ送球。文字通り矢のようなスローイングで三塁走者のスティーブン・スーザJr.を刺し、ダイヤモンドバックスの追加点を阻止した。「あの場面は1アウトだったから、三塁走者がホームを狙うと思っていたんだ」とアレナード。「僕のところに打球が飛んできたら走者をアウトにしてやろうと思っていた。(打球を弾いてしまい)プラン通りのプレイにはならなかったけどね。でも、どんなときでも準備はしているよ」とルーキーイヤーから5年連続ゴールドグラブ賞の名手が真価を発揮した素晴らしいプレイだった。

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