ハメルズ完投勝利 カブス移籍後4勝0敗・防御率0.79

【レッズ1-7カブス】@リグリー・フィールド

カブスは移籍後安定感抜群のピッチングを続けているコール・ハメルズがまたしても好投。114球を投げて8安打を浴びながらもレッズ打線を1得点に封じ、昨年8月5日(現地時間)以来自身17度目となる完投で今季9勝目(9敗)をマークした。1点を先制された直後の1回裏にアンソニー・リゾーの21号2ランで逆転したカブスは、3回裏にハビアー・バイエズの27号ソロでリードを広げ、5回裏にはリゾーが犠牲フライを放って4点目。3点リードで迎えた7回裏にはベン・ゾブリストとビクトル・カラティーニのタイムリーで3点を追加し、試合の行方を決定付けた。

ハメルズにとって1年ぶりとなる完投勝利は、カブスの先発投手が記録した今季初の完投となった。ハメルズは初回に先制を許し、その後も毎回のように走者を背負ったものの、要所を抑えるピッチングでレッズ打線に得点を与えない。7回表と8回表を2イニング連続で三者凡退に抑えたあと、9回表は一死満塁のピンチを招いたが、タッカー・バーンハートを三塁への併殺打に打ち取って9イニングを投げ抜いた。この試合はカブスにとって23連戦の3試合目であり、ブルペンを使わずに勝てたことはチームにとってこの上なく大きい。ハメルズは移籍後の5先発で4勝0敗・防御率0.79・WHIP0.94という素晴らしい成績をマーク。レンジャーズでの冴えないピッチングが嘘のような活躍を続けている。

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