相手のミスを生かしてデグロム攻略 パドレス接戦制す

【パドレス3-2メッツ】@シティ・フィールド

防御率1点台の好投手、ジェイコブ・デグロムと対戦したパドレスは、メッツ守備陣のミスに乗じてデグロムから3得点。先発のジョーイ・ルケーシーをはじめとした投手陣がメッツ打線を2得点に抑え、3対2で1点差の接戦を制した。パドレスが先制したのは5回表。一死からクリスチャン・ビヤヌエバが右翼手ホゼ・バティースタのエラーで出塁したあとに二盗を成功させ、フレディ・ギャルビスのタイムリーとマニュエル・マーゴのタイムリー三塁打で2点を奪った。続く6回表には先頭のウィル・マイヤーズが二塁打で出塁し、エリック・ホズマーの打球が遊撃手アメッド・ロサリオのエラーを誘ってマイヤーズが二塁から生還。デグロムは8回113球を投げて10三振を奪う力投を見せたものの、味方守備陣に足を引っ張られ、今季5敗目(5勝)を喫した。

ルケーシーが実力を発揮するためには大舞台が必要なのかもしれない。先週、調整のためにAAA級で先発したルケーシーは3回途中7失点で降板。しかし、それから5日後、ルケーシーは好投手・デグロムを相手に6回途中2失点の好投で勝利投手となった。「僕はこのリーグの誰とでも投げ合えるんだ」とルケーシーは胸を張る。昨季までAAA級すら経験していなかった男がメジャーでの15先発で防御率3.34をマークしているのだから、ルケーシーの自信を否定する者はいないだろう。アンディ・グリーン監督も「彼には恐れというものがないんだよ」とルケーシーの度胸を絶賛。「彼は成長を続けているし、今日は素晴らしいピッチングをしてくれたね」と好投を称えていた。

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