ピスコッティが決勝タイムリー 3二塁打3打点の大活躍

【パドレス2-4アスレチックス】@オークランド・コロシアム

アスレチックスのスティーブン・ピスコッティが3二塁打3打点の大活躍でチームを逆転勝利に導いた。アスレチックスは2回表に2点を先制されたものの、その裏にピスコッティのタイムリー二塁打で1点を返し、続く3回裏にはクリス・デービスのタイムリーで同点。試合は2対2のまま終盤に突入し、8回裏無死満塁のチャンスでピスコッティが右中間を破るこの試合3本目となる二塁打を放ち、2点を勝ち越した。アスレチックス先発のショーン・マネイアは2回表にクリスチャン・ビヤヌエバに17号先制2ランを浴びたものの、打たせて取るピッチングで7回2失点の好投。3番手のルー・トリビーノが7勝目(1敗)、4番手のブレイク・トライネンが22セーブ目をマークした。

今季のアスレチックスは8回以降にリードを奪った試合でなんと40勝無敗。鉄壁の「勝利の方程式」がチームのリードをとことん守り抜いているのである。チーム最多の39試合に登板しているユスメイロ・ペティートは防御率3.94とやや安定感を欠いているものの、新加入右腕のエミリオ・パガーンは29試合に登板して防御率2.75と安定。セットアッパーに定着しつつある新人右腕のトリビーノは31試合に登板して7勝1敗3セーブ9ホールド、防御率1.49、被打率.159と素晴らしい成績を残しており、クローザーのトライネンは35試合に登板して4勝1敗22セーブ、防御率0.84、奪三振率10.97とほぼ完璧だ。アスレチックスは6月以降の快進撃により、いつの間にか貯金9まで浮上。この快進撃を強力な「勝利の方程式」が支えている。

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