レイズ・アンドリースが若手2選手との交換でDバックスへ

日本時間7月26日、ダイヤモンドバックスはマイナーリーガー2名をレイズへ放出し、マット・アンドリースを獲得するトレードが成立したことを発表した。レイズへ移籍するのはマイケル・ペレスとブライアン・シェーファーの2選手。また、ダイヤモンドバックスはアンドリースのロースター枠を空けるためにランドール・デルガードをDFAとした。

ブルペンの補強を目指していたダイヤモンドバックスはアスレチックスへ移籍したジューリス・ファミリアやヤンキースへ移籍したザック・ブリットンの獲得に興味を示していたが、両選手の獲得には至らず。先発から抑えまで様々な役割をこなすことのできるアンドリースを獲得することで決着した。

過去2シーズンは主に先発を務めていたアンドリースだが、今季はリリーフ中心の起用。ここまで27試合(うち4先発)に登板して3勝4敗、防御率4.07をマークしている。また、先発した4試合もいわゆる「オープナー」としての起用であり、4イニング以上を投げた試合は1度もない。一方、リリーフでも当たり前のように2~3イニングを投げており、非常に使い勝手の良い右腕である。

ダイヤモンドバックスのマイク・ヘイゼンGMがアンドリースの獲得に動いたのは、複数年にわたって保有可能な選手であるという事情がある。アンドリースは今オフに初めて年俸調停権を手にするため、少なくとも2021年までは保有可能。「今季が終わっても複数年保有可能であり、短期的にも長期的にも戦力アップになる」とヘイゼンは今回のトレードの狙いを説明している。

レイズへ移籍することになったペレスは25歳の捕手。今季はAAA級で58試合に出場して打率.284、6本塁打、OPS.759、盗塁阻止率.348をマークしている。また、シェーファーは21歳の先発右腕であり、今季はA級で19試合に先発して7勝5敗、防御率2.70、奪三振率9.20をマーク。マイナー通算与四球率1.52と制球の良さが光る。

ヘイゼンは「我々は投手補強の可能性を今後も探っていく」と話しており、ダイヤモンドバックスは引き続きトレード市場で投手補強を進めることになりそうだ。

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