ブレーブスが左腕・ベンタース獲得 4年ぶりの古巣復帰

日本時間7月27日、ブレーブスはインターナショナル・ボーナスプールとの交換でレイズからジョニー・ベンタースを獲得したことを発表した。ベンタースは2010年から2012年にかけて、クレイグ・キンブレルやエリック・オフラハティらとともに鉄壁の勝ちパターンを形成し、2011年にはオールスター・ゲームにも選出。その後は故障続きで2014年オフにブレーブスを解雇されたが、それ以来4年ぶりの古巣復帰となった。

部分的な手術も含めて「3.5回のトミー・ジョン手術から復活した男」として有名になったベンタースが、4年ぶりにブレーブスに戻ってきた。レイズで6年ぶりのメジャー復帰を果たした今季は、ここまで22試合(うち1先発)に登板して1勝1敗1セーブ5ホールド、防御率3.86をマーク。全盛期ほどの三振奪取能力は残っておらず、14イニングを投げて11奪三振にとどまっているものの、左打者を打率.167に封じ、「左打者キラー」として存在感を発揮。オドゥベル・ヘレーラ(フィリーズ)、ブライス・ハーパー(ナショナルズ)など同地区のライバル球団には強打の左打者がおり、試合中盤以降に彼らに打順が回ってきた際に登板するケースが多くなりそうだ。

ブレーブスのアレックス・アンソポロスGMは「アトランタは彼のことをよく知っている。球速は今でも優秀だし、シンカーも素晴らしい。それはゴロ率の高さにも表れているよね」とベンタースを評価。「左打者との対戦成績を見てみると、非常に素晴らしい数字が並んでいる。きっとチームに貢献してくれるはずさ」と古巣での活躍に期待を寄せた。

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