マリナーズがブルージェイズに敗れ3連敗で地区3位転落

【ブルージェイズ7-3マリナーズ】@セーフコ・フィールド

5月中旬から2ヶ月以上にわたってア・リーグ西部地区の2位以上をキープしてきたマリナーズだが、3対7でブルージェイズに敗れ、アスレチックスに抜かれて地区3位に転落した。マリナーズは初回にネルソン・クルーズの27号2ランで幸先よく先制したものの、直後の2回表にデボン・トラビスのタイムリーで同点とされ、試合は2対2のまま終盤に突入。7回表に4番手のフアン・ニカシオがケンドリズ・モラレスに13号勝ち越し2ランを浴び、クルーズの28号ソロで1点差に迫った直後の9回表には6番手のジェームス・パゾスがアレドミス・ディアスの12号2ランなどで3点を失い、3対7で完敗した。

ブルージェイズの勝利の立役者となったのは10年ぶりの先発登板となったタイラー・クリッパードをリリーフして2回からの6イニングを無失点に抑える快投を見せたマイク・ハウスチャイルドだ。1週間前までアストロズのAAA級でプレイしていたハウスチャイルドだが、7月末にアストロズを解雇され、日本時間8月3日にブルージェイズと契約してチームに即合流。今季、AAA級の19先発では防御率4.88に終わっていたが、メジャーの舞台で最高のピッチングを披露した。「夢のような気分だよ。数日前までは新天地を探していたのに、今はメジャーでプレイしているんだからね」とハウスチャイルド。ジョン・ギボンズ監督は「彼はどんな状況でもどの球種でもストライクが取れるんだ。これがメジャーで成功するためのカギになるんだよ」と語り、新戦力右腕の好投を称えていた。

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