ブレーブス・ニューカム ノーヒッター逃すも初の10勝

【ドジャース1-4ブレーブス】@サントラスト・パーク

ブレーブスでは1994年のケント・マーカー以来となるノーヒッターに挑戦したショーン・ニューカムだったが、快挙達成まであと1球に迫ったところでノーヒッターの夢は儚く散った。ブレーブスが4点をリードして迎えた9回表、ニューカムはローガン・フォーサイスとコディ・ベリンジャーを打ち取って快挙達成まであと1アウトに迫り、打席にはクリス・テイラー。カウント2-2からの6球目、ニューカムは内角高めへ渾身の速球を投じたが、テイラーが弾き返した打球は無情にも三遊間を抜けていった。9回二死まで実に134球の力投。惜しくも快挙達成はならなかったものの、ニューカムはメジャー2年目にして自身初の2ケタ勝利に到達した。

快挙達成に向けてブレーブスのダグアウトでは誰もノーヒッターのことを口にしなかった。「僕がダグアウトを歩いていると、みんなが僕を避けていくんだよ」と笑みを浮かべながら試合中の様子を振り返ったニューカム。「あそこまで(ノーヒッターに)迫ることができたのは嬉しかったよ。ゴロが野手の間を抜けていったときはガッカリしたけどね」と語りつつも、その顔には充実感が浮かんでいた。ブライアン・スニッカー監督は「今日は素晴らしい投げ方をしていた。160球くらい投げることもできたんじゃないかな」と好投を予感していた様子。「最後の打者に対しても95マイルの速球を投げていた。最後まで素晴らしいピッチングだったよ」と若手左腕の快投を称えていた。

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