カブスがまたも逆転勝利 1番・リゾーが貴重な同点弾

【カブス5-2カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

カブスは1点ビハインドの3回表にアンソニー・リゾーが直近4試合で3本目となる15号同点ソロを放ち、5回表には相手のエラーとハビアー・バイエズの2点タイムリー二塁打で3点を勝ち越し。先発のカイル・ヘンドリックスは初回にマーセル・オズーナに12号逆転2ランを浴びたものの、2回裏一死から降板するまで打者17人をパーフェクトに封じる好投を見せ、7回2失点で今季7勝目(9敗)をマークした。カージナルスは5回表二死二、三塁の場面で二塁手のヤイロ・ムニョスが痛恨のファンブル。今季チームを悩ませている守乱でまたしても決勝点を献上し、本拠地での3連戦スイープを逃した。

好投したヘンドリックスは「とにかくストライクゾーンを積極的に攻めていくことを考えた」と自身のピッチングを振り返った。「初回は失投が何度もあった。そのあとはピッチングを立て直して良い投球ができたと思う。積極的にストライクを投げて早くアウトを取ることを心掛けたよ」とヘンドリックス。直近3登板は球数が多く、5イニングを投げ切るのが精一杯という登板が続いていたが、久しぶりに「らしさ」を発揮した登板となった。カージナルスのマイク・シルト監督代行は「ヘンドリックスは初回の防御率が良くないんだ。初回の攻撃は狙い通りだったね」とオズーナの逆転弾について語ったが、「そのあとは良いピッチングをされてしまった」と逆転負けに悔しそうな表情を見せた。

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