オズーナが初のサヨナラ弾 カージナルス延長戦制す

【ロッキーズ4-5xカージナルス(延長10回)】@ブッシュ・スタジアム

カージナルスは3点ビハインドの7回裏にマット・カーペンターの2点タイムリーなどで同点に追い付き、試合は延長戦に突入。延長10回裏、マーセル・オズーナが自身初のサヨナラ弾となる13号ソロを放って試合に終止符を打った。先発のカルロス・マルティネスが故障で緊急降板し、直後にノーラン・アレナードに28号グランドスラムを浴びる苦しい展開となったカージナルスだが、打線が粘りを発揮して7回裏に4対4の同点に追い付くことに成功。10回表を新人のダコタ・ハドソンが無失点で切り抜けると、その裏にオズーナのサヨナラ弾が生まれ、ハドソンはメジャー2登板目にして嬉しいメジャー初勝利をマークした。

オズーナは「こういうチャンスは何度もあったけど、これまでそれを生かすことができなかったんだ。今日は神様がくれたチャンスを生かすことができたよ」と自身初のサヨナラ弾を喜んだ。昨季はマーリンズで打率.312、37本塁打、124打点、OPS.924という素晴らしいシーズンを過ごし、「打線の軸」としてカージナルスに迎え入れられたオズーナだったが、今季はここまで打率.268、13本塁打、58打点、OPS.708となかなか調子が上がらず、チームが勢いに乗れない一因に。しかし、ここにきて6試合連続安打&3試合連続本塁打と復調傾向。昨季は8~9月に好成績を残しており、今季も夏場以降の爆発に期待したい。

© MLB Advanced Media, LP.