Rソックス・ピアースが3本塁打 首位攻防初戦を制す

【ヤンキース7-15レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

レッドソックスとヤンキースによるア・リーグ東部地区首位攻防4連戦の第1ラウンドは、ヤンキースが2回表終了時点で4点を先行する展開となったものの、打線が19安打15得点と爆発したレッドソックスが逆転勝利。2位・ヤンキースとのゲーム差を6.5に広げた。レッドソックスは2点ビハインドで迎えた4回裏にスティーブ・ピアースの7号逆転3ランなど8安打を集中し、一挙8得点のビッグイニングを作って逆転に成功。その後も小刻みに加点し、15対7で勝利を収めた。貴重な逆転弾を放ったピアースは3回裏と6回裏にも本塁打を放ち、3本塁打6打点の大暴れ。打線の援護に助けられた先発のブライアン・ジョンソンは5回5失点(自責点4)ながら今季2勝目(3敗)をマークした。

6月下旬にトレードで加入したピアースが3本塁打を放つ大活躍でチームを逆転勝利に導いた。ピアースは3回裏に2点差に詰め寄る6号ソロを放ち、4回裏には1点差に詰め寄った直後に左中間への7号逆転3ラン。6回裏にはリードが7点に広がった直後に8号2ランを放ち、自身初となる1試合3本塁打をマークした。レッドソックスの選手がヤンキース戦で1試合3本塁打を記録するのは、2004年7月23日(現地時間)のケビン・ミラー以来14年ぶり。この年のレッドソックスは「バンビーノの呪い」を打ち破り、86年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げている。また、ピアース、ミラー以外にヤンキース戦で1試合3本塁打を記録した選手は、1997年5月30日(現地時間)のモー・ボーンだけ。ピアースは球団史上3人目の快挙を成し遂げた。

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