Rソックスが宿敵との4連戦をスイープ 9.5ゲーム差に

【ヤンキース4-5xレッドソックス(延長10回)】@フェンウェイ・パーク

レッドソックスが3点ビハインドの9回裏にヤンキースの守護神、アロルディス・チャップマンから3点を奪って同点とし、10回裏にアンドリュー・ベニンテンディのタイムリーでサヨナラ勝ち。宿敵・ヤンキースとの本拠地での4連戦をスイープし、ゲーム差を今季最大の9.5に広げた。ヤンキース先発の田中将大は5回裏一死からムーキー・ベッツに26号先制ソロを浴び、二死一塁となったところで球数が97球となったため降板。9三振を奪うなどコンディションは決して悪くなかったものの、レッドソックス打線の粘りに遭い、5イニングを投げ切ることができなかった。

9回裏のレッドソックスは制球の定まらないチャップマンのボールを冷静に見極め、3つの四球を選んで二死満塁のチャンスを作った。ここでJ.D.マルティネスが初球をセンター前へ弾き返して2者が生還し、さらに二死一、二塁のチャンスで打席にはザンダー・ボガーツ。カウント1-1からのスライダーをボガーツがなんとかバットに当てると、打球は三塁へのボテボテのゴロとなったが、三塁手のミゲル・アンドゥハーの送球がワンバウンドとなり、一塁手のグレッグ・バードが捕球できず同点に。そして10回裏にベニンテンディがセンター前に抜けるタイムリーで4連戦のスイープを決めた。「このシリーズの重要性はみんなが認識していた」とベニンテンディ。「自分たちが望んでいた結果を得ることができたよ」と嬉しそうに話していた。

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