【MLB】大谷翔平の左翼特大ツーベースを敵OB絶賛「あんな芸当はできません」

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

第1打席に左中間フェンス最上部直撃の大飛球

 エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地インディアンス戦に3試合連続で「3番・DH」で先発出場し、2試合ぶりのマルチ安打を記録した。初回にはレフトフェンス直撃のホームラン級特大二塁打で見る者の度肝を抜いた。左翼方向に強烈な打撃を放つ大谷のバッティングを、インディアンスOBは「ずば抜けたパワー」「多くの左打者に、あんな芸当はできません」と絶賛している。

 初回、大谷がいきなり類い稀なる才能を見せつけた。2死走者なしの場面で右腕ビーバーの81マイル(約130キロ)のカーブを捉えると、大きな打球は左中間フェンス最上部を直撃する特大二塁打となった。

 敵地クリーブランドで試合を中継するテレビ局「FOXスポーツ・オハイオ」 では、4回の第2打席に向かった24歳二刀流を絶賛。解説を務めるインディアスOBで元外野手のリック・マニング氏は「彼はバッターボックスを埋め尽くすような雰囲気を持っています」と、大谷が打席で放つオーラを称えた。さらに、左打者としての打撃技術とパワーについても絶賛した。

「彼はずば抜けたパワーを備えています。金曜日(現地3日)にクレビンジャーは左翼スタンドに本塁打を浴びました。内角の速球に対してアメージングな打撃でしたね。最終的にはレフト外野席まで飛ばしてしまうのですから衝撃ですよ。多くの左打者に、あんな芸当はできません」

 3日(同4日)にはインディナンス先発右腕クレビンジャーから2打席連続アーチをかけた。第1打席は打席と反対方向の左翼スタンドに突き刺す一撃だったが、引っ張った打球を右翼に運ぶのではなく、力が入りづらいと言われる反対方向へ大飛球を軽々とスタンドイン。この大谷の打撃センスは、左打者としてあまりにも非凡だというのだ。

 この打席では右翼へ大飛球を放つも、フェンス手前で右翼カブレラが見事ジャンピングキャッチ。相手の美技に阻まれたが、5回の3打席目にはタイムリー安打を放った。2試合ぶりのマルチ安打に成功した大谷は、対戦相手のOBにも強烈な印象を与えたようだ。(Full-Count編集部)

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