リンが8回途中無失点の快投 ヤンキース連敗ストップ

【ヤンキース7-0ホワイトソックス】@ギャランティード・レート・フィールド

宿敵・レッドソックスとの4連戦で被スイープを喫し、5連敗中だったヤンキースは、ソニー・グレイに代わって先発ローテーション入りを果たした新戦力のランス・リンが8回途中108球無失点の快投を披露。ホワイトソックス打線から9つの三振を奪う一方でヒットをわずか2本しか許さず、チームを勝利に導いた。ヤンキースは4回表にアーロン・ヒックスとグレイバー・トーレスのタイムリーで2点を先制し、5回表にはディディ・グレゴリアスのタイムリーなどで2点を追加。8回表にはトーレスに18号ソロ、ニール・ウォーカーに4号2ランが飛び出し、リードを7点に広げた。リンは移籍後初勝利となる今季8勝目(8敗)をマーク。ホワイトソックスは打線が3安打に封じられ、完敗となった。

リンは初回こそ1安打と1四球で二死一、三塁のピンチを背負ったものの、アビサイル・ガルシアを空振り三振に仕留めてピンチを脱出。その後は8回表先頭のニッキー・デルモニコにライト前ヒットを浴びるまで6イニング連続で三者凡退に抑え、8回表一死一塁となったところで2番手のA.J.コールにマウンドを譲った。1990年以降に限れば、ヤンキースの投手が初先発の試合で7イニング以上を無失点に抑えるのは5人目の快挙。リンは移籍後初登板となった日本時間8月2日のオリオールズ戦でも4回1/3を無失点に抑える好リリーフを見せており、移籍後は11回2/3を無失点に抑え、投手陣の救世主的存在となっている。ポストシーズンでの実績も豊富なだけに、シーズン終盤、そしてポストシーズンに向けて、ヤンキースにとって貴重な戦力となることは間違いなさそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.