ファイアーズがアスレチックスへトレード 移籍情報まとめ

日本時間8月7日に2件のトレードが成立し、アスレチックスがタイガースからマイク・ファイアーズ、パイレーツがレイズからアデイニー・エチャバリアを獲得した。ここでは日本時間8月7日の移籍情報を整理する。

アスレチックスは後日指名選手2名または金銭とのトレードでタイガースからファイアーズを獲得。先発ローテーションを強化することに成功した。昨オフにアストロズからノンテンダーFAとなり、1年契約でタイガースに加入したファイアーズは、今季ここまで21試合に先発して7勝6敗、防御率3.48をマーク。奪三振率は以前と比較して大幅に低下してしまったものの、与四球率1.97(自己ベスト)という安定したピッチングで開幕から先発ローテーションの一角を担ってきた。アスレチックスは10勝をマークしているショーン・マネイア以外に100イニング以上を投げている投手がおらず、先発ローテーションの顔ぶれは流動的。ファイアーズは先発2番手ないし3番手としてマネイア、エドウィン・ジャクソン、トレバー・ケーヒルらとともに先発ローテーションの一角を担うことになるだろう。

7月のトレード市場でクリス・アーチャーとキーオニー・ケラを獲得したパイレーツは、マイナーリーガーのマット・シーリンガー(A級で28試合に登板して防御率3.03をマークしている23歳の右腕)との交換でレイズからエチャバリアと金銭を獲得。パイレーツは堅守のジョーディ・マーサーが正遊撃手を務めており、エチャバリアは内野の複数ポジションを守るユーティリティ・プレイヤーとして起用される可能性が高い。メジャーでは遊撃手として751試合の出場経験がある一方、三塁手として18試合、二塁手としては8試合の出場経験しかなく、「内野のユーティリティ」としての役割をどこまで期待通りにこなせるかは未知数だ。なお、エチャバリアは今季61試合に出場して打率.258、3本塁打、26打点、OPS.621という打撃成績を残している。

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