新人・アダメスが自身初のサヨナラ弾 レイズ逆転勝利

【オリオールズ3-4xレイズ】@トロピカーナ・フィールド

試合中盤にオリオールズに逆転を許し、主導権を握られていたレイズだが、8回裏に同点とし、最後は新人遊撃手の一発でサヨナラ勝ち。劇的な勝利で3連戦の初戦を制した。レイズは2点ビハインドの8回裏に2四球と相手のエラーで無死満塁の大チャンスを迎え、暴投の間にまず1点。再び無死満塁となり、カルロス・ゴメスの併殺打の間に同点に追い付いた。9回裏はブランドン・ロウとマイケル・ペレスが連続三振に倒れたものの、二死走者なしの場面で登板したオリオールズ4番手のミゲル・カストロのシンカーをウィリー・アダメスが見事に捉え、レフトスタンドに飛び込む5号サヨナラ本塁打。22歳の新人遊撃手がひと振りで試合に決着をつけた。

アダメスのサヨナラ弾が印象に残る一戦だったが、先発のタイラー・グラスナウもオリオールズ打線を圧倒する見事なピッチングを見せ、存在感を示した。クリス・アーチャーの交換要員の1人としてレイズに加入したグラスナウは、この試合が移籍後2度目の先発登板。初回先頭から2者連続三振、2回表には3者連続三振を奪うなど三振の山を築き、4回61球を投げて被安打2、奪三振9、与四球0、失点1という快投で大器の片鱗を見せつけた。一方、オリオールズ先発のアレックス・カッブも古巣・レイズを相手に7回1失点の好投を披露。しかし、リリーフ陣がリードを守れず、今季4勝目をマークすることはできなかった。

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