10代の選手では昨季パリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペが大ブレイクしたが、ムバッペに続くヤングスターは今季出てくるのだろうか。英『FourFourTwo』が欧州五大リーグで注目すべき10代プレイヤーを1人ずつピックアップしている。
・プレミアリーグ
ライアン・セセニョン(フラム/MF/18歳)
すでにセセニョンは世界的に有名な選手で、フラムの指揮官スラヴィシャ・ヨカノヴィッチは「マルセロとガレス・ベイルをMIXさせたような選手」と絶賛している。サイドバックから攻撃的な位置までこなすことが可能で、その攻撃力を今季プレミアの舞台でお披露目することになる。プレミア・チャンピオンシップ(イングランド2部)の数字とはいえ、18歳時点で20得点を記録しているのは見事だ。2年後のEUROではイングランド代表に入っている可能性もあり、今季要チェックの選手だ。
・ブンデスリーガ
セルヒオ・ゴメス(ドルトムント/MF/17歳)
ドルトムントの中盤には日本代表MF香川真司を含めテクニシャンが揃っているが、スペイン人MFセルヒオ・ゴメスも注目の選手だ。バルセロナの下部組織出身の攻撃的MFで、若手育成にも定評ある指揮官ルシアン・ファブレの下でチャンスが訪れるのではないかと同メディアは注目している。バルセロナ出身選手らしくテクニックに自信があるようで、攻撃に特別なアイディアを加えることができるはずだ。
・リーグ・アン
マラング・サール(ニース/DF/19歳)
またフランスかと言いたくなるが、フランスの世代別代表でプレイしてきたセンターバックのサールに注目だ。同メディアはフランスのA代表に入るのは時間の問題とサールの能力を絶賛しているが、19歳ながらすでにリーグ・アンで49試合もプレイしている。バルセロナ、リヴァプールなどトップクラブも注目しているようで、ニースを離れる日もそう遠くはないはず。
・リーガ・エスパニョーラ
フェラン・トーレス(バレンシア/MF/18歳)
バレンシアのユース出身者であるトーレスもNEXTブレイク候補だ。2000年生まれのサイドアタッカーは昨季もリーグ戦に何試合か出場しており、今年4月にはバレンシアとの契約を2021年まで延長。しかもバルセロナ、レアル・マドリードに引き抜かれぬよう契約解除金を1億ユーロに設定する徹底ぶりだ。バレンシアがいかに大きな期待をかけているかが分かる。また昨年行われたU-17欧州選手権では優勝に貢献しており、U-17ワールドカップでも準優勝を果たしている。ちなみにドルトムントの注目選手に挙げられたセルヒオ・ゴメスもフェラン・トーレスとU-17代表でチームメイトで、世代別代表の中心選手だ。
・セリエA
アンドレア・ピナモンティ(インテル/FW/19歳)
すでにセリエAデビューは果たしているピナモンティには、そろそろNEXTステップが必要な時だろう。同メディアはミランで20歳のFWパトリック・クトローネがブレイクしたのだから、インテルも見習ってピナモンティにチャンスを与えるべきと主張している。セリエAでプレイするだけの実力はあるはずだ。レンタルに出すのも1つの手だと同メディアは伝えており、イタリアとしては世代別代表に選ばれているピナモンティの才能を早々に開花させたいところだ。
彼らが今季全員大活躍するとは限らないが、セセニョンやサールなどトップチームで確固たる地位を築いている選手もいる。近いうちにスター選手として注目される日がくるはずで、今のうちからチェックしておいてはいかがだろうか。