レイズが継投戦法で完封リレー ヤーブロー今季12勝目

【ロイヤルズ0-1レイズ】@トロピカーナ・フィールド

レイズはお馴染みの「継投戦法」でロイヤルズ打線をシャットアウトし、前日のレッドソックス戦に続く完封勝利。連続イニング無失点を23に伸ばした。レイズ先発のハンター・ウッドは「オープナー」として1回2/3を無失点に抑え、2番手のライアン・ヤーブローは5回1/3を2安打無失点に封じる快投を披露。8回はライン・スタネック、9回はホゼ・アルバラードがそれぞれ1イニングを零封し、2回裏にウィリー・アダメスのタイムリー内野安打で奪った1点を守り抜いた。ヤーブローは今季12勝目(5敗)をマーク。ロイヤルズは先発のホルヘ・ロペスが5回1失点と好投したものの、打線が見殺しにしてしまった。

レイズのケビン・キャッシュ監督は「1対0で勝たなければならない試合もあるんだよ」と語り、完封リレーを完成させた投手陣の頑張りを称えた。「投手陣は本当に良い仕事をしてくれたし、野手陣も好守でそれをバックアップしていた。エラーもなかったし、みんなが素晴らしい仕事をしていたね」とキャッシュ。指揮官の言葉通り、投手陣の好投と野手陣の好守で守り勝った一戦だったと言えるだろう。12勝目をマークした新人左腕のヤーブローは「とにかく積極的にストライクゾーンを攻めて、自分のペースで投げることを心掛けた」とコメント。「僕は出来る限り投手有利のカウントを作ろうとしているんだ。シンプルだけど大切なことなんだよ」と語る新人左腕は、レイズの「継投戦法」を成り立たせるうえで不可欠な存在となっている。

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