8回裏カノーが決勝3ラン マリナーズがアストロズ撃破

【アストロズ4-7マリナーズ】@セーフコ・フィールド

マリナーズは2点ビハインドの4回裏にマイク・ズニーノのタイムリー二塁打で1点差とし、6回裏にミッチ・ハニガーが同点タイムリー。さらに、4対4の同点で迎えた8回裏にロビンソン・カノーがアストロズ4番手のコリン・マクヒューから5号勝ち越し3ランを放ち、地区首位のアストロズを相手に逆転勝利を収めた。3番手のアレックス・コロメイが今季4勝目(5敗)、最終回を締めくくったエドウィン・ディアスが球団タイ記録となる今季48セーブ目をマーク。アストロズとマリナーズのゲーム差は3.5に縮まった。

禁止薬物の使用により80試合の出場停止処分を受けていたカノー。MLBの規定によりカノーは今季のポストシーズンに出場することはできないが、戦列復帰後の初本塁打は17年ぶりのポストシーズン進出に向けてチームを勢いづける大きな一発となった。「僕は野球というスポーツが大好きだし、プレイすることを愛しているんだ。試合に出られないのはとてもつらかったよ」と語るカノーは現在、プレイできることの喜びを感じている。カノーは「戦列に戻ってくることができて嬉しいよ。自分のことは後回しだ。とにかくチームのことが最優先。今の僕にとって一番大切なのはチームの勝利だよ」とチーム優先の姿勢を明確にする。7月から8月にかけて、トレード市場で目立った動きを見せていないマリナーズだが、この男の復帰こそが最大の戦力補強なのかもしれない。

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