モリーナ決勝弾 カージナルスがWC争いトップに浮上

【カージナルス5-2ドジャース】@ドジャー・スタジアム

監督交代以降快進撃を続けているカージナルスがドジャースに5対2で快勝。3年ぶりとなる8カード連続の勝ち越しを決め、ワイルドカード争いで単独トップに浮上した。カージナルスは1点ビハインドの3回表に二死二塁のチャンスを作り、ホゼ・マルティネスのタイムリーで同点。続くヤディアー・モリーナが右中間への16号2ランを放ち、あっという間に試合をひっくり返した。7回表にはマーセル・オズーナにも16号2ランが飛び出し、その後のドジャースの反撃をマニー・マチャドの29号ソロによる1点のみに抑えて逃げ切り。2番手として登板し、2回1/3を1失点に抑えたルーク・ウィーバーが今季7勝目(11敗)、クローザーのバド・ノリスは今季26セーブ目をマークした。

マイク・シルト監督代行のもとで白星を積み重ねるカージナルスが、日本時間7月27日時点で9ゲームあったカブスとの差を2.5ゲームまで縮めた。シルトは「我々のクラブハウスは逆転が不可能だなんて今までに一度も思ったことはない」と逆転でのポストシーズン進出や地区優勝を諦めていないことを強調。オールスター・ブレイク後は22勝11敗、直近14試合では12勝2敗と快進撃を続け、8月の16勝は両リーグ最多であり、貯金は今季最多の13まで増えた。70勝はリーグ2位タイの数字であり、現在の投打が噛み合った状態が続けば、リーグ最高勝率の座を手中に収めることすら夢ではない。「常勝軍団」の姿を取り戻した感のあるカージナルスの快進撃がどこまで続くか注目だ。

© MLB Advanced Media, LP.