新人・ロウが先制2点打 レイズ「継投戦法」で逃げ切り

【ロイヤルズ3-6レイズ】@トロピカーナ・フィールド

レイズは2回裏二死走者なしから連打で二、三塁のチャンスを作り、新人のブランドン・ロウがセンターへの先制2点タイムリー。4回表にウィット・メリーフィールドの9号ソロで1点差に詰め寄られたものの、6回裏にマレックス・スミスのタイムリーなどで2点を追加してロイヤルズを突き放し、6対3で勝利して連勝を4に伸ばした。お馴染みの「継投戦法」をこの試合でも採用し、先発のライン・スタネックが2回を無失点に抑えたあと、2番手のヨニー・チリーノスが5回3失点の粘投で今季2勝目(5敗)。その後は4人のリリーバーを小刻みに繋ぎ、最後までリードを守り抜いた。

今季ロイヤルズに対して6戦全勝のレイズは連勝を4に伸ばし、貯金は今季最多の5となった。メジャー昇格後、19打数ノーヒットからのスタートとなったロウは「メジャーへ昇格したときは、自分の価値を証明しなければならないと気負っていたんだ。メジャー昇格に値するスキルがあって、自分でメジャー昇格を勝ち取ったんだから、あとはリラックスして自分のプレイをすればいいと気付いたんだよ」と語り、現在はリラックスして試合に臨むことができていることを教えてくれた。ケビン・キャッシュ監督は「(2回裏に)2アウトから2点取れたのが大きかったね。我々はあれを彼(=ロウ)に求めていたんだよ。少しは自信になったんじゃないかな」と新人二塁手の活躍を喜んでいた。

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