Dバックス・バックホルツが再び好投 大谷は代打で安打

【エンゼルス1-5ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

ナ・リーグ西部地区の首位を走るダイヤモンドバックスは、前回登板で完投勝利を挙げたクレイ・バックホルツがまたしても素晴らしいピッチングを披露。エンゼルス打線を相手に7回86球を投げ、被安打4、奪三振7、無四球、無失点という安定感抜群のピッチングで今季7勝目(2敗)をマークした。ダイヤモンドバックス打線は初回にポール・ゴールドシュミットの29号2ランで先制すると、4回裏にはニック・アーメッドのタイムリーで3点目。7回裏にはデービッド・ペラルタが25号2ランを放ち、試合の行方を決定付けた。エンゼルスの大谷翔平は6回表に代打で登場し、カウント2-2からの6球目を打ってセンターへのヒット。ダイヤモンドバックスの平野佳寿は4点リードの9回表に登板し、1イニングを無失点に抑えた。

2010年に17勝をマークするなど、レッドソックス時代には2度のオールスター選出経験を持つバックホルツだが、本人いわく、現在のピッチングは若かったレッドソックス時代とは大きく異なっているという。以前は自身の球威に頼って直感や感情に従ってピッチングをしていたというバックホルツだが、「今は捕手やコーチの話をしっかり聞くようになった。以前よりも打者の弱点を突くことを大切にしているよ」と語る。相手打線を分析し、しっかり準備をして試合に臨むようになった結果、今季は13試合に先発して7勝2敗・防御率2.25という素晴らしい成績をマーク。マイナー契約で加入したにもかかわらず、今やチームに不可欠な戦力となっている。頼れるベテランへと変貌を遂げたバックホルツは、今後も先発ローテーションの一角としてチームを支えていく。

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