カージナルスが終盤2本塁打で逆転勝利 3連戦スイープ

【カージナルス3-1ドジャース】@ドジャー・スタジアム

7回まで無得点に抑えられていたカージナルスが終盤の2本塁打で逆転勝利。2006年以来12年ぶりとなるドジャー・スタジアムでのスイープを完遂した。カージナルス先発のジャック・フラハティ、ドジャース先発のウォーカー・ビューラーという新人右腕による投げ合いは白熱した投手戦となり、ドジャースが6回裏にジョク・ピーダーソンの19号ソロで先制。しかし、カージナルスは8回表に代打のタイラー・オニールがドジャース2番手のスコット・アレクサンダーから4号同点ソロを放ち、続く9回表にはポール・デヨングがドジャース3番手のケンリー・ジャンセンから左中間へ14号決勝2ランを叩き込んだ。ドジャース3連戦をスイープしたカージナルスはワイルドカード首位の座をキープ。一方のドジャースは地区首位ダイヤモンドバックスとのゲーム差が4.5に広がった。

デヨングの2ランで勝ち越した直後の9回裏、抑え役としてマウンドに上がった新人右腕、ジョーダン・ヒックスのピッチングは「圧巻」の一言だった。先頭のコディ・ベリンジャーに対しては100.8マイルのシンカーが外角に外れたあと、101マイルのシンカー、85.4マイルのスライダーがファウルとなって追い込み、内角低めに102.4マイルのシンカーを投じて見逃し三振。続くブライアン・ドージャーは100.9マイルのシンカーで見逃しストライク、87.6マイルのスライダーで空振りを奪ったあと、101.1マイルの速球が高めに外れ、真ん中付近の101.7マイルのシンカーで見逃し三振に仕留めた。そして、クリス・テイラーに対しては102マイル超のシンカーを3球続け(103.1マイル、102マイル、102.5マイル)、3球連続見逃しで三振。新人右腕がドジャース打線の4・5・6番を球速で圧倒し、見事なピッチングで試合を締めくくった。

© MLB Advanced Media, LP.