FIA F2第9戦ベルギー レース2:ラティフィがポール・トゥ・ウイン。牧野と福住は入賞ならず

 8月26日(日)、ベルギーのスパ・フランコルシャンでFIA F2第9戦のレース2が開催され、ダムスのニコラス・ラティフィが優勝。福住仁嶺(アーデン)は17位、牧野任祐(ロシアンタイム)は11位だった。

 スプリントレースとして行われるレース2の周回数は18周。昨日行われたレース1で8番手となったニコラス・ラティフィ(ダムス)がポールポジションからのスタート。

 牧野は12番グリッド、レース1でマシンが炎上しリタイアを喫した福住は最後尾からのスタートとなる。

 フォーメーションラップで13番グリッドのアレッシオ・ロランディ(トライデント)がエンジンストール。そのうしろにいたドリアン・ボッコラッチ(MPモータースポーツ)とアントニオ・フォコ(チャロウズ)が立ち往生し、3台はピットレーンスタートとなった。

 ポールスタートのラティフィはホイールスピンを喫し出遅れるも、なんとかポジションをキープ。ルカ・ギオットが2番手で1コーナーを通過した。

 8番手スタートのニック・デ・フリース(プレマ)はロケットスタートを決め、1周目で5ポジションアップの3番手につける。

 福住は5ポジション上げ15番手、牧野は12番手で1周目を終了した。

 牧野は2周目、ルイス・デルトラズ(チャロウズ)にパスされ13番手にポジションを落とす。

 5周目、デ・フリースがギオットを交わし2番手に浮上、そしてランド・ノリス(カーリン)がマルケロフをパスし4番手に浮上した。ノリスは7周目、ギオットもパスし表彰台圏内の3番手につける。

 12周目、牧野はペースの上がらないマキシミリアン・ギュンター(アーデン)を捕らえ11番手に浮上してみせる。

 ギュンターはペースが上がらず13周目にピットイン。ソフトタイヤを装着し福住の後ろ、18番手でコースに復帰した。

 残り2周、2番手争いが激しさを増す。ペースの上がらない2番手のデ・フリースに対し、ノリス、アルボン、マルケロフが接近する。

 最終周、レ・コームでノリスがデ・フリースをパス、アルボンがそれに続き、デ・フリースは4番手に転落する。デ・フリースはその後5番手のマルケロフに迫られるもなんとか抑えきり、4位でフィニッシュした。

 ラティフィは安定した走りで今シーズン初優勝、通算2勝目を飾った。2位にノリス、3位にアルボンがつけている。

 牧野は11位、福住は17位でレースを終えた。

 FIA F2第10戦は8月31~9月2日に、イタリア・モンツァで行われる。

■FIA F2第9戦ベルギーレース2 リザルト

Pos No Driver Team Time/Gap

1 6 N.ラティフィ ダムス 37:13.659

2 19 L.ノリス カーリン 10.402

3 5 A.アルボン ダムス 10.766

4 4 N.デ・フリース プレマ・レーシング 13.210

5 1 A.マルケロフ ロシアンタイム 13.448

6 14 L.ギオット カンポス 22.179

7 8 G.ラッセル ART 23.357

8 16 A.マイニ トライデント 31.864

9 18 S.セッテ・カマラ カーリン 33.578

10 7 J.エイトケン ART 34.567

11 2 牧野任祐 ロシアンタイム 40.032

12 10 R.ボシュング MPモータースポーツ 40.100

13 20 L.デルトラズ チャロウズ 42.899

14 15 R.ニッサニー カンポス 44.631

15 17 A.ロランディ トライデント 52.568

16 11 M.ギュンター アーデン 55.305

17 12 福住仁嶺 アーデン 59.007

18 9 D.ボッコラッチ MPモータースポーツ 60.115

19 21 A.フォコ チャロウズ 66.936

NC 3 S.ゲラエル プレマ・レーシング DNF

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