【エンビプロHD、再生エネ100%調達目指す】「RE100」に加盟 リサイクル企業で世界初

 エンビプロ・ホールディングス(社長・佐野富和氏)は7月、事業に必要な電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げる企業が参加する国際イニシアチブ「RE100」にリサイクル企業として世界で初めて加盟した。同社では2050年までに100%再生可能エネルギーによる事業運営を実現することを目標としている。

 23日都内で開かれた2018年6月期の決算説明会で、佐野社長は「RE100」加盟の背景について「当社には環境コンサルティングサービスを手がける子会社、ブライトイノベーションがあるため加盟できた。ブライトイノベーションにとっても自らのグループが加盟できていないと説得力を欠いてしまう。また、グループ内でさまざまな事例を重ねることでソリューション事業の厚みにつなげたい」と説明した。

 その上で、RE100の価値を評価する企業が増えていることから「最終的にはグループ全体の利益を生む、大きなツールになるという信念をもって取り組んでいく」とした。

 RE100はクライメイト・グループ(The Climate Group)が「CDP」とのパートナーシップの下で主催している。ITや金融、セメント、自動車メーカーなど世界的な企業が幅広く加盟しており、日本では同社が10社目の加盟としている。

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