27日にプレミアリーグ第3節でトッテナムと対戦したマンチェスター・ユナイテッドの指揮官ジョゼ・モウリーニョは、3バックの一角にアンデル・エレーラを配する奇策を仕掛けてきた。エレーラの働きは不慣れなセンターバックでの起用だったことを考えれば及第点だろうが、そもそもモウリーニョはなぜエレーラをセンターバックで起用したのか。
英『METRO』によれば、サポーターからはモウリーニョがクラブへ警告を発したのだろうとの意見が出ているという。今夏にモウリーニョが望んだセンターバックをクラブは獲得できず、だからエレーラをセンターバックに回すしかないよというモウリーニョからの嫌味だというわけだ。
「モウリーニョからウッドワードへの警告だ」
「チームには新たなセンターバックが必要だぞというクラブへのメッセージだ」
サポーターからはこうした意見が出ているようで、これをクラブがどう受け止めたのか気になるところだ。しかもチームは0-3で敗れており、本拠地オールド・トラフォードでこの点差はまずい。
また失点シーン以外にも、途中出場したDFヴィクトル・リンデロフがGKダビド・デ・ヘアに不用意なバックパスをして相手に決定機を与える場面があったが、英『sky SPORTS』によれば元リヴァプールDFジェイミー・キャラガー氏は「彼はこのレベルでプレイするのに不十分だ」とバッサリ切り捨てている。
リンデロフの軽率なミスを見れば、モウリーニョがセンターバックの人選に悩むのも無理はない。センターバックを補強できなかったことが早くもチームに大きな影響を与えている。