メクル第302号 ジュニア特派員 ハウステンボス歌劇学院 体験取材

 佐世保(させぼ)市のハウステンボス歌劇(かげき)学院は、ハウステンボス内の常設劇場(じょうせつげきじょう)で毎日はなやかな歌やおどりを披露(ひろう)している女性(じょせい)だけの歌劇団(だん)「歌劇ザ・レビューハウステンボス」への入団を目指す学校です。3人のジュニア特派員(とくはいん)がきびしいレッスンを体験取材。学院生たちといっしょに汗(あせ)を流しました。

ジュニア特派員(左から)甲斐万穂 記者、三丸結愛 記者、中村香凜 記者

♪声楽の授業(じゅぎょう)に参加

 声楽家の尼崎裕子(あまがさきゆうこ)先生から体のバランスを整える呼吸(こきゅう)の仕方や効果的な発声、表現(ひょうげん)の指導(しどう)を受けました。最後はミュージカル映画(えいが)「オズの魔法(まほう)使い」の曲「虹(にじ)の彼方(かなた)に」に学院生がふり付けをし、3グループがミニ発表会を開きました。

 中村香凜(なかむらかりん)記者

 教室に入った瞬間(しゅんかん)、大きくはっきりとした声であいさつをされたのでびっくりした。学院生はつねに笑顔。立って先生の話を聞く時、学院生の姿勢(しせい)がとても美しかった。

 甲斐万穂(かいまほ)記者

 おどろいたのは学院生の体のやわらかさと、昼でも「おはようございます」と立ち止まってあいさつをすること。「あ・い・う・え・お」と声を出しながら、それぞれの音に一瞬で表情やポースを付けて表現する訓練では、ふりを考えるのが早かった。しかも、とても美しかった。学院生のかみの毛をさわらせてもらったら、かたまった習字の筆のようだった。

 三丸結愛(みつまるゆめ)記者

 発表にむけてくり返しおどることで、いろいろな意見が出てどんどんレベルアップ。いろんな角度から見られていることを意しきして、どうしたらより美しく見えるか考えていた。

尼崎先生(後列中央)とハウステンボス歌劇団第5期生といっしょに=佐世保市ハウステンボス町、ハウステンボス歌劇学院レッスン教室

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