田中が5年連続2桁勝利 ヤンキース価値ある接戦勝利

【タイガース1-2ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

ついに1つの快挙を成し遂げた。日本時間9月2日のタイガース戦で先発した田中将大が7回1失点の好投をみせて今季10勝目を挙げ、メジャーデビューから5年連続2桁勝利を記録した。8月中は勝ちに恵まれなかったが、6試合ぶりに白星を手にして安堵の表情を浮かべた。今試合では主に打たせてとる投球もピンチの場面では三振を奪うなど気迫がこもった投球を披露した。

田中は初回、いきなり3連打を浴びて満塁のピンチを迎えるとビクター・マルティネスの犠牲フライで1点を失う。それでも後続を凡退に抑えて最小失点で切り抜ける。その後は走者こそ背負うも落ち着いた投球でタイガース打線を無失点に抑えていく。この日の最大のピンチは7回、1死二・三塁の場面を迎えるとマイキー・マートゥック、ジム・アドゥチを連続三振に仕留めて田中はガッツポーズ、この回を投げ切って降板した。

ヤンキースにとってもう1つの話題はジャイアンツから移籍したアンドリュー・マカッチェンの加入だ。そして今試合では1番打者として出場し、2つの三振を含む3打数無安打だった。彼をはじめ、この日のヤンキース打線は相手先発、ダニエル・ノリスの前に4回まで無得点だったが、5回、グレイバー・トーレスが放った逆転2ランがそのまま決勝点となった。敗れたタイガースは初回の先制後は打線にあと1本が出ず、接戦を落とした。

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