長崎くんちのみこし 140年ぶり“里帰り”で還郷祭

 長崎くんちで明治初期まで使われていたみこしが今春、140年ぶりに長崎に“里帰り”したことを受け、市民有志でつくる実行委(井村啓造委員長)は2日、みこしの清祓(きよはらい)などを行う「還郷祭」を開いた。
 実行委によると、みこしは1676年から長崎くんち前日(まえび)の「お下り」と後日(あとび)の「お上り」で使われた。1878年、三島神社(福岡県柳川市)が購入。数十年間使用された後、大切に保管されていたという。3月、長崎市に寄贈された。
 この日は公募した担ぎ手ら約60人が参加。晴天の下、長崎歴史文化博物館(同市立山1丁目)を出発したみこしは、諏訪神社(同市上西山町)まで巡行。清祓の後、同館に戻った。みこしは同館2階に展示する。
 参加した同市片淵4丁目の自営業、坂口善一さん(69)は「かつて担いでいた大先輩方の思いを感じた。とても光栄。ぜひ多くの人に、歴史あるみこしを見てほしい」と話した。

みこしを担いで諏訪神社の長坂を下る参加者=長崎市上西山町

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