イェリッチ自身初の満塁弾 ブリュワーズがWC首位浮上

【ブリュワーズ9-4ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

ブリュワーズは2点ビハインドで迎えた5回表に二死一、三塁のチャンスを作り、キーオン・ブロクストンの3号3ランで逆転に成功。さらにオーランド・アルシアのヒット、ブランドン・ウッドラフとエルナン・ペレスの四球で二死満塁となり、クリスチャン・イェリッチが自身初の満塁弾となる27号グランドスラムをセンターへ叩き込んだ。3回4失点で降板した先発のジュニア・ゲラのあとを継いで2番手として登板したウッドラフは、4回5奪三振無失点の好リリーフで今季3勝目(0敗)をマーク。カージナルスが敗れたため、ブリュワーズは地区優勝争いで2位、ワイルドカード争いで首位に浮上した。

勝利を決定付けるグランドスラムを放ったイェリッチは「苦しい試合もあったけど、僕たちは良いプレイをして、両方のカードに勝ち越すことができた。これは僕たちが続けていかなくてはならないことなんだ」とロード6連戦を振り返った。イェリッチはロード6連戦の間にいずれも自身初となる1試合2本塁打、サイクルヒット、満塁弾を記録。6試合で24打数10安打(打率.417)、4本塁打、10打点という猛打を見せ、チームの勝利に大きく貢献した。明日からの9試合のうち6試合が地区首位のカブス戦という重要な戦いが始まるブリュワーズ。カブスとの最後の6試合を良い形で終えることができれば、7年ぶりの地区優勝が見えてくるかもしれない。

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