大谷復帰登板も3回途中2失点で2敗目 田澤もソロ被弾

【エンゼルス2-4アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

日本時間6月7日以来およそ3ヶ月ぶりの先発登板となった大谷翔平は、1回裏二死一、二塁のピンチでタイラー・ホワイトを見逃し三振に抑えると、2回裏は三者凡退の好投。しかし、3回裏に先頭のトニー・ケンプを歩かせたあと、ジョージ・スプリンガーに20号先制2ランを浴び、続くホゼ・アルトゥーベを二塁ゴロに打ち取ったところで降板となった。大谷は3回に入って球速が急激に低下し、それをアストロズ打線に狙われた形となったが、2回裏先頭のマーウィン・ゴンザレスの打球を素手で捕球しようとした際に右手の指を痛めたことが原因となった模様。マイク・ソーシア監督によると、1回と2回の間には背中の張りを訴えていたといい、急激な球速の低下は右肘の状態とは無関係であるようだ。スプリンガーの一打で先制したアストロズは4対2で勝利。大谷は日本時間4月18日以来となる今季2敗目(4勝)を喫した。

投手・大谷の復帰戦となったこの試合では、日本時間9月2日にロースター枠の拡大に伴ってメジャー昇格を果たした田澤純一が1点ビハインドの7回裏に5番手として新天地初登板。しかし、アルトゥーベを遊撃フライに打ち取ったあと、アレックス・ブレグマンに27号ソロを浴び、アストロズに貴重な追加点を献上してしまった。二死後、ホワイトに二塁打、ゴンザレスに四球を許し、二死一、二塁のピンチを背負ったものの、ユリ・グリエルをライトライナーに打ち取ってなんとかピンチを脱出。エンゼルスでの初登板は1回2安打1失点で終了した。今季はマーリンズで22試合、エンゼルスで1試合に登板して防御率9.00、被打率.333、WHIP2.10と思うような結果を残すことができていないだけに、来季以降のメジャー生き残りをかけて、レギュラーシーズン残り1ヶ月が正念場となりそうだ。

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