パイレーツが3連戦をスイープ タイオン好投で12勝目

【レッズ2-3パイレーツ】@PNCパーク

パイレーツは先発のジェイムソン・タイオンが毎回のようにピンチを背負いながらもレッズ打線をホゼ・ペラザの10号ソロによる1点のみに抑え、5回1失点の力投。打線は2回裏にコリン・モランのタイムリー二塁打で同点とし、続く3回裏にはグレゴリー・ポランコとフランシスコ・セルベリの連続タイムリーで2点を勝ち越した。2点リードの最終回に登板したフェリペ・バスケスはディルソン・ヘレーラのタイムリー二塁打で1点を失い、さらに二死満塁のピンチを背負ったものの、なんとかリードを守り抜き今季30セーブ目をマーク。レッズはパイレーツ(6安打)を大きく上回る11安打を放ったが、得点圏で8打数ノーヒットに終わるなどチャンスを生かせなかった。

パイレーツ先発のタイオンが再三のピンチを凌ぎ、自己記録をさらに更新する今季12勝目(9敗)をマークした。初回にペラザに先制弾を許したタイオンだが、2回表一死一、二塁ではホーマー・ベイリーを送りバント失敗の一塁ゴロ、ビリー・ハミルトンを空振り三振に抑えてピンチを脱出。4回表二死一、三塁のピンチもベイリーを見逃し三振に抑えて無失点で凌ぎ、5回表二死満塁でもスコット・シェブラーを空振り三振に仕留めた。今季は得点圏で被打率.191、被本塁打わずか2本と勝負強さを発揮。ピンチになっても自分のピッチングを見失わず、落ち着いて打者を抑えていることが、今季の好成績に繋がっていると言えそうだ。

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