「C・ロナウドは重要なゲームで滅多に見かけない」 勝負強さを疑問視する意見も

ユヴェントスに移籍したロナウド photo/Getty Images

今夏ユヴェントスにやってきたクリスティアーノ・ロナウドに期待されているのは、チームをチャンピオンズリーグ制覇に導くことだ。近年のユヴェントスはチャンピオンズリーグ決勝まで駒を進めることもあったが、欧州制覇にあと1歩届かなかった。その1歩を埋める存在がロナウドというわけだ。

しかし、ユヴェントスでもプレイした元ドイツ代表のユルゲン・コーラー氏はロナウドがビッグゲームで行方不明になる傾向にあると主張。大一番で決定的な働きをしてくれるのか不安視している部分もあるようだ。

独『Sport1』によると、同氏は「彼はスペインで多くの記録を作ったし、多くのトロフィーを獲得した。それには敬意を払わないといけない。ただ、ロナウドは重要なゲームで滅多に見かけない。その後彼はPKを蹴って4-1にするのさ。セレブレーションしたいがためにね」とコメントしている。

ロナウドは2013-14シーズンに行われたアトレティコ・マドリードとのチャンピオンズリーグ決勝でも終盤に自らPKを獲得し、それを決めてユニフォームを脱ぎ捨てるセレブレーションを披露している。そうしたド派手なことをしたがる選手なのは間違いないが、決して大一番で消えてしまう選手ではないはず。近年は大一番でも結果を出している。

果たしてロナウドは今季ユヴェントスをチャンピオンズリーグ制覇に導いてこうした批判を潰せるか。ユヴェントスサポーターは決勝でユニフォームを脱ぎ捨てるロナウドの姿を待っている。

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