カージナルスが7回表に一挙5得点 WC2位の座をキープ

【カージナルス5-2タイガース】@コメリカ・パーク

2試合連続のサヨナラ負けで手痛い連敗を喫したカージナルスは、タイガース先発のマイケル・フルマーの前に6回まで無得点に抑えられていたものの、7回表に5安打を集中して一挙5点を先制。その裏に先発のジョン・ガントが2点を失ったが、救援陣がタイガース打線にヒットを許さない好リリーフで反撃を封じ、連敗をストップした。救援陣が安定感を欠く試合が続くなか、3点リードの最終回のマウンドに上がったのは2年連続開幕投手のカルロス・マルティネス。故障者リストからの復帰後はリリーフに回っている「元エース」がタイガース打線を三者凡退に抑え、勝利を締めくくった。

カージナルスのマイク・シルト監督は「彼はとてもタフだった」とタイガース先発のフルマーの好投を称えたが、「最終的には打者有利のカウントを作ることが増え、我々はそれを打つことができた」とフルマーが疲れを見せたことが攻略に繋がったと指摘した。7回表は一死からの3連打で先制し、ジャイロ・ムニョスの犠牲フライとカーソン・ケリーのタイムリーでリードを3点に広げてフルマーをノックアウト。代わったビクトル・アルカンタラからマット・カーペンターが犠牲フライ、ホゼ・マルティネスがタイムリーを放ち、一挙5得点のビッグイニングとなった。カージナルス先発のガントは7回途中2失点の好投で今季7勝目(5敗)をマーク。連敗を止めたカージナルスはワイルドカード2位の座をキープした。

© MLB Advanced Media, LP.