タイオン好投で13勝目 パイレーツが被スイープを回避

【パイレーツ4-3カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

初回にマーセル・オズーナのタイムリーで1点を先制されたパイレーツは、直後の2回表にジェイコブ・ストーリングスの犠牲フライで同点とし、続く3回表にはジョーダン・ループロウのタイムリーで勝ち越しに成功。6回表にはストーリングスの2点タイムリーでリードを3点に広げた。パイレーツ先発のジェイムソン・タイオンは8回途中4安打2失点の好投で今季13勝目(9敗)をマーク。カージナルスは終盤に粘りを見せ、1点差まで追い上げたものの、最後は一死一、三塁のチャンスでポール・デヨングとマット・カーペンターが連続三振に倒れ、スイープを逃した。

ゲリット・コールがアストロズへ放出された今季、タイオンは2010年ドラフト全体2位指名の才能を開花させてエースへと成長。この試合ではカージナルス打線を8回途中まで2得点に抑え、これで19先発連続3失点以下となった(メッツのジェイコブ・デグロムの26先発連続に次ぐ今季リーグ2位の記録)。「昨年の後半戦は好不調の波が大きくて、不調の時期が多かった。今年はシーズンに向けてしっかり準備をしてきたんだ。長いイニングを投げてチームに勝つチャンスを与えられる投手になりたいと思っている」とタイオン。今季はあらゆる部門で自己最高の成績を残しており、その活躍はシーズン前の入念な準備の賜物であると言えそうだ。

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